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7月下旬、某日。
久しぶりに『週刊ロボザック』の記事を読んでみたら、
ちょっと興味深い記事があった。
第26号の「Easyロボット工学」は工具の基本的な使い方。
工作には欠かせない工具の使い方を紹介しているのだが、
RZ-1に必要な工具ではなく、自作ロボットを作ることを
前提としてかなり初歩的なものから、電動工具まで
かなり幅広い内容。
で、興味を持ったのがその記事の情報というより、
その幅の広さだ。
最初に取り上げたのが、“ペンチ”と“ラジオペンチ”。
つかんだり、切ったりする道具であることを紹介している。
ビギナーには丁寧な説明だ。
ホームセンターなどで購入できる、などということまで
紹介しているのは、丁寧すぎと言えなくも無いが…。
次が、“カッターナイフ”。
紙や樹脂を切るための道具であるとの丁寧な説明がある。
切れ味が悪くなったら、刃を折ると良い、との
親切なアドバイスまである。
3番目は“のこぎり”。
カッターでは切れない厚みの樹脂を切るのに使う…そうだ。
模型用の“クラフトのこ”という名詞は初耳だが、
ホームセンターなどで購入可能というアドバイスは
かなり親切すぎる気がする。
4番目は“ドライバー”。
プラスとマイナスがあることから始まっているのは
超初心者にとっては重要な情報だ…。
ホームセンターや100円ショップなどで入手できるという
情報は親切を通り超えて、ほのぼの気分にさせられる。
ここまで、あまりにも読者像が見えない道具を
紹介していたのが、最後に突然レベルが跳ね上がる。
さまざまな電動工具と称して、
電動ドライバー・電動ドリル・電動のこが紹介されている。
電動ドライバーぐらいならば、1家に1個ぐらいは
あっても良さそうな気はするが、電動ドリルや電動のこは
普通の家庭では見ないよねえ…。
ちなみに電動ドリルは、
リョービの卓上ボール盤TB-1131KJ(税込み価格29,400円)。
電動のこは、
リョービの卓上糸のこ盤TF-535A(税込み価格50,400円)らしい。
買えない値段では無いことに、少し驚く。
しかし、これらがホームセンターで購入できるかどうかは
定かではない。
極め付けは“MODELA”。
立体物を3Dデータに基づいて削り出したり、
逆に立体物をスキャンすることもできるらしい。
切削可能な材料は、木材・石膏・樹脂・ケミカルウッド・
真鍮・アルミニウム…。
価格は最も安いモデルの定価で30万円。
3DソフトやCADソフトは付属しない…にもかかわらず、
実際のロボット作りに役立てている人もいる、らしい。
そして、どこで売っているのかは
全く触れられていない。
記事の対象の幅が極端に幅広いことについては
目をつぶろう。
またカッターナイフやペンチをおろそかにする必要は無い。
そのような道具を駆使できれば、そこいらの電動工具よりも
はるかに精度の高い加工をする人もいるはずだ。
これらの道具を〔極める〕ことを目指した記事なら悪くない。
だが、ホームセンターで買えることを説明するような記事は
読者をバカにしていると感じる。
そしてその記事とほとんど同列に、
30万円以上の3D精密機械を並べることに
編集者は違和感を感じないのだろうか。
だが、この“MODELA”というのは非常に興味深い。
できれば、それについてだけで4ページを割いてほしいものだ。
第26号の「ロボットヒーロー列伝」は
『走行騎兵ボトムズ』に登場する『スコープドッグ』。