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2024/05/18

熱い落とし穴

8月中旬、某日。

第27号で組立方法を紹介されていたのが真空成型器だ。
その構造は、大型タッパーのフタに穴を開けモチ焼き網を貼り、
器の側面に丸穴を開けてパイプをとおしただけのもの。
ビニールテープで密封し、掃除機の先につなげば完成、
百円均一でそろえて700円ということらしい。


切ったり削ったりする以外に、
熱して型に押し付けるのが樹脂ならではの加工方法だ。
ただ熱して型に押し付けるのがヒートプレス、
さらに複雑な形に樹脂を密着させるために
型と樹脂の間の空気を抜いてやるのがバキュームフォーム、
つまり真空成型だ。

子供のころ、プラモデル作りに熱中していたので
バキュームフォームという言葉は知っていたのだが、
具体的にどういうものかは、40を超えて初めて理解ができた。

さて、第28号では、RZ-1の胸部パーツを型にするようだ。

真空形成にはさらに、木製の枠が必要だ。
といってもこれも100円均一の額縁のようなものだ。
これに加工の材料となる樹脂の板をはさむ。
プラ板でも可能だが、初心者は塩ビ板の方がやさしいらしい。

これを電気コンロであぶる。

すると中央から徐々にやわらかくなり、中央が少し垂れてくる。
そしたら掃除機をONにして、真空成型器のもち焼き網の型の上に
樹脂を押し付ける。

最初は押し付けられたところがもっこりしているだけなのだが、
空気を吸い取られるとクッキリと型の凹凸が浮かび上がる。

おおっ! なかなかの出来じゃん。

型から外して、不要な部分を切り落とせば
けっこうリアルなオリジナル樹脂パーツの完成だ。

実は、RZ-1を組立ながら、なんとかオリジナルのパーツを
組み込めないかを考えていたのだ。
これを使えば、ちょっとした部品なら作れそうではないか!


と、淡い空想をしていたら、落とし穴に気付いた。
電気コンロ。
幾重にも丸く貼られたコイルが赤く光って熱を発する、
最近IHに押されてすっかり見なくなったあの電気コンロだ。
いや、今でも1Kのマンションあるいはアパートとかでは
結構現役でがんばっているかもしれない。

しかし我が家には無いよなあ、電気コンロ…。
値段はしれているんだろうけど、他に使い道無いよなあ。
冬に向けて暖かいコーヒーでも飲みながら
RZ-1を組み立てる…というのも、貧乏くさいなあ。





というわけで、真空成型器の自作を
きっぱりとあきらめたのだった。




第28号の『ロボットヒーロー列伝』は
無敵鋼人ダイターン3。





見てましたよ、当時。
主人公の波嵐万丈の名前とは裏腹に
展開の安定感から非常におだやかに眺めていられて
ロボットアクション番組でした。
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2007/08/11 第21〜30号を分析する Trackback() Comment(0)

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