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あれから、一年。
とうとうこの日がやってきた。
(ヨメの冷ややかな視線をかいくぐって)
一人、組み立て始めたRZ-1。
夏の終わり頃からは、息子Dスケが見守る中で
やっとここまでたどり着いたのだ。
感慨無量である(はずだ)。
背中のメインスイッチを慎重にONにした。
『ピカッ!』
バイザーの奥の青いLEDが輝くと
Dスケが頭をくるっと向けて注目した。
『♪ピロリロリ〜』
起動をつげる電子音が鳴り響くと
Dスケが体をこわばらせた。
『ギュオン、ギィオン』
両足の関節がゆっくりと伸びを始めると
Dスケが両腕をあげて驚きの表情を見せた。
そして・・・
不自然な角度に右の足首を傾けたまま、
RZ-1は動きを止める…
Dスケも両腕をゆっくりおろして
私の顔を見つめた。
「な、な〜んかおかしい…ねえ、Dスケ。」
すでに0歳児Dスケの興味は
RZ-1の方には示されなくなっていた…。